こんにちは!
OSAMUです!
これまで、「動詞+動名詞」と「動詞+不定詞」の意味やニュアンスの違いを見てきました。
今回は、try to do と try doing について見てみましょう!
try to do と try doing
ハッキリ言って、これらの違いは議論百出(controversial)というか、ネイティブでも結構それぞれ違うこと言ってるので、OSAMUもちょっと困っています。^^;
完全に意味が違うという意見もあれば、微妙に違う、という意見もあり・・・

「try to do try doing difference」で、試しにググって(Google it)みてください。
英語のサイトだけみても、ネイティブの間でも controversial っぽいのがわかると思いますし、それだけノンネイティブもネイティブも「どう違うの?」と hard to understand であり hard to decide なのが、try to do と try doing なのかもしれませんね。
その中で、一番シンプルに説明してあったのが、OSAMUが見たかぎりでは、ここです。

try to do は try doing は「完全に違う」とのことで、次のように説明されています。
try to do について
If you ‘try to do’ something, it is difficult for you to do that thing, but you are attempting it. You try to climb a mountain, you try to fix your bike, you try to improve your English. These things are hard for you to do, but you try to do them
山に登る、自転車を直す、英語を上達させる、など、むずかしいことをしようとする(attempt)場合は try to do を用いるとのことです。
try doing は
‘Try doing’ something does not have the same meaning. It means to experiment with a solution to solve a problem. People might give you advice such as ‘Try looking online’ ‘Try asking your friends’ – these are not difficult things in themselves (it’s easy to go online, it’s easy to talk to your friends) but you do those as attempts to solve another problem.
ネットを見てみる、友だちに訊いてみるなど、問題を解決するために何かを試みる場合には、try doing を用いるということのようですね。
こんな意見もあります。
try to do について
Trying to do something is you actively trying to do something. For example, I am trying to answer your question so that you understand.
「相手が理解できるように、質問に答えようとする」のように、積極的になにかをしようとすること。
Try doing something seems more like an imperative/order. For example, try learning English, even though it is hard.
「たとえむずかしくても、英語を学びなさい」のように、急務であったり命令であるニュアンスがあるということでしょうかね。

けっこう人によって違いますよね?
「しようとする」と「してみる」
もうひとつだけ見てみます。

When you try to do something, you make an effort to do it. (後略)
-englishforums.com-
try to do は、なにかをしようと努力すること。

例を見てみます。
- I tried to lift the heavy box.
「その重い箱を持ち上げようとした」
- I tried to find my lost keys.
「なくした鍵を探そうとした」
- I tried to see over the fence by standing on tiptoe.
「つま先立ちになって、フェンス越しに見ようとした」
- I tried to touch the ceiling by jumping as high as I could.
「できるだけ高く飛びあがって、天井にタッチしようとした」
- I tried to open the package without tearing the beautiful gift wrap.
「きれいな包装を破らないように小包を開けようとした」

例文もわかりやすいですね!
try doing は
When you try doing something, you do it with the intention of finding out what will happen when you do it. (中略)When you try doing something, you are trying to solve a problem.
-englishforums.com-
try doing は、それをしたらどうなるかを見るためや問題を解決するために試みる場合。

例を見てみます。
- The door was stuck shut, so I tried shaking the doorknob (to see if that would open it).
「ドアが(引っかかって=建付けが悪くなって)閉まっていたので、ドアノブをガチャガチャしてみた(開くかどうか見るため)」
- The door was still stuck shut, so I tried hitting it with a hammer (to see if that would open it).
「そのドアはまだ開かなかったので、ハンマーで叩いてみた(開くかどうか見るため)」
- The door was still stuck shut, so I tried prying it open with a crowbar (to see if that would open it).
「まだ開かなかったので、バールでこじ開けてみた(開くかどうか見るために)」
- The paper was on fire, so I tried smothering the flames with a blanket.
「紙が燃えていたので、炎を毛布で覆って消してみた」
- The paper was still on fire, so I tried pouring water on it.
「紙がまだ燃えていたので、上から水をかけてみた」

他にも例を挙げてくれていますので、興味のある方は見てみてください。

最後に下の例が出ています。
Note the difference:
- The policeman tried to catch the thief by running after him.
- To catch the thief the policeman tried running after him.
「警官が泥棒を走って追いかけて捕まえようとした」
「泥棒を捕まえるために、警官は走って後を追いかけてみた」

なんとなく、違いがわかってきましたか?
まとめ
いかがですか?
いろいろ解釈や例があって、ちょっと confusing(ややこしい)だったかもしれませんね。
それくらい、ネイティブの間でも解釈が分かれているということで、こういう例もあるということをおわかりいただくために、あえて簡潔にまとめないで、思考のプロセスをもってもらえるように長々とご紹介してきました。

では、私たちノンネイティブは、try to do と try doing の違いを、どのように理解すればよいでしょう?
ここからはOSAMUの提案で、「これが正しい」というつもりはありませんので、ご承知おきください。
OSAMUがおすすめするのは、このような解釈です。
- try to do: 「~しようとする」=なにかをしようとする、その場の動作や行為
- try doing: 「~してみる」=実際にしてみる。してみて、どうだったか結果を見る
おわかりいただけますか?
よく、ネット上の表現で「~してみた」っていうのを見ますが、あれがまさに try doing だと思います。
「〇〇を歌ってみた」I tried singing ___.
みたいな感じですね。
これが I tried to sing ___. だと、その場で、「〇〇を歌おうとした」というだけです。
あくまでも、「〇〇を歌う」という行為をその場で「しようとした」ということですね。
- 「歌おうとした」→その場で、それをやろうとした(というだけ)
- 「歌ってみた」→その結果を見ようとして、実際に歌ってみた

少なくとも、OSAMUはこのように区別しています。
上記のような区別だけ理解しておけば、とりあえず用が足りるのではないかと思います。
また、「間違えたらどうしよう」と怖れて使わないよりも、間違えてもいいから使ってみるほうが、上達すると思います。
ニュアンスも、使う中でした覚えていけないと思いますし、ネイティブの方がお友だちにいれば、try to do と try doing の違いに話の花が咲くかもしれません。
それも楽しいですよね。
また、下のリンクにはもっと詳しい説明があり、楽しい動画での説明もあるので、興味のある方はご覧になってみるとよいでしょう。

今回は以上ですが、ちょっとややこしくなってしまったら申し訳ないです。
みなさんのお役に少しでも立てば、幸いです。

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