こんにちは! OSAMUです! 楽しく英語ライフしてますか?
日本語ではよく聞くけども、いざ英語にと思うとまごついちゃう表現って、少なからずあります。
今回は、その一つと思われる「労をねぎらう」についてです!
「労をねぎらう」は、praise が手っ取り早いと思います
「労をねぎらう」を表現するのに一番手っ取り早い英語は、
praise=ほめる
だと思います。
意味を確認しましょう。
praise
verb [ T ]
(SHOW APPROVAL)to express admiration or approval of the achievements or characteristics of a person or thing
-Cambridge Dictionary-
人やものの功績や特徴への賞賛または同意、のような意味ですね。
verb は動詞、[T] は transitive (verb)=他動詞、(SHOW APPROVAL)とあるのは、同意を示す言葉だということです。
例文です。
- He should be praised for his honesty.
- My parents always praised me when I did well at school.
- He was highly praised for his research on heart disease.
-Cambridge Dictionary-
彼は彼の正直さをほめられるべきだ。
学校でよい子でいる(be successful at school)と両親はいつも私をほめる。
彼は心臓病の研究で高くほめられた(賞賛された)。
なので、「私は彼の労をねぎらった」ならば、
I praised him for his good work.
と表現することができますし、特に「苦労」に関してであれば、
I praised him for his hard work.
などのように表現できると思います。
ほかにも、
- I thanked him for his good work.
- I appreciated him for his great work.
- I admired him for his excellent work.
のように表現できそうです。
praise と admire の違いについては、ここでは「ほめる」と「賞賛する」の違いと覚えておけばよいでしょう。

きちんと押さえておきたい人は、下記をどうぞ。ただ、praise の定義にも admiration が出てきていますので、interchangeable(互換性がある)とも解せます。
pat someone on the back
「労をねぎらう」は、pat someone on the back というフレーズでも表現できるでしょう。
pat someone on the back
to praise someone for doing something good
-Macmillan Dictionary-
なにかよいことをしたことにたいして誰かをほめる、ですね。
文字通り、「よくやった」と背中を軽くたたく感じですね。
pat someone on the back の例文です。
- I mentally patted myself on the back for managing to keep my cool.
-Macmillan Dictionary-
私は冷静でいられたことについて精神的に自分をほめた。

keep one’s coolは、平静を保つ、というinformalな表現です。逆に心を乱す場合は loose one’s cool です。
余談ですが、たとえば「顔を叩いた」のような場合、
He hit my face. よりも He hit me in the face. が使われるようです。
あくまで「私」という主体が叩かれて、叩かれた部分は顔である、という発想のようですね。
「ハンマーで頭を殴られた」も、 I got hit in the head with a hammer.となります。
私は叩かれた→どこを→なにでとなるわけです。
英語のおもしろいところですが、pat someone on the backもこれと同様の発想なのでしょう。
前置詞の in と on の違いは、on の場合表面を叩くということのようですが、顔などを叩く(殴る)場合は慣例的に hit in the face/head(頭を銃で撃たれた=he was shot in the head) のように in を使い、tap や pat などの表面を叩く系は on のようです。

個人的な印象では、「打撃や銃弾が食い込む」のと「表面を叩く」という物理的な力(force)が加わる「深度」(depth)の違いではないかと思うのですが、下のリンクのやりとりがおもしろいです。
get a pat on the back/give someone a pat on the back
上記の pat の名詞(noun)版です。
例文のみご紹介します。
- I got a pat on the back from (= was praised by) my boss.
-Cambridge Dictionary-
私は上司にほめられた、ですね。
- Lee deserves a pat on the back for being so honest.
- Give yourselves a pat on the back. You’ve done very well.
-Macmillan Dictionary-
リーはとても正直なので、賞賛に値する。
自分をほめなさい。あなたは非常によくやった。
これらも、
I gave him a pat on the back for his hard work.
のように、「ねぎらう」の意味で使えると思います。

余談ながら、私たち日本人はもっと give oneself a pat on the back してもいいのではないでしょうか。そして、give others a pat on the back も忘れずに。
reward は?
「労をねぎらう」は、reward (報いる・褒美を与える)も近いように感じますが、ちょっと確認してみましょう。
reward
noun [ C ]something given in exchange for good behaviour or good work, etc.
-Cambridge Dictionary-
可算名詞(noun countable)ですね。
よいおこないやよい仕事と引き換えに与えられるもの、とあります。
例文です。
- There’s a reward for whoever finishes first.
- The rewards of motherhood outweigh the anguish.
-Cambridge Dictionary-
最初に終わった人は、誰でもご褒美をもらえる。
母親であることのご褒美は、苦悩を上回る。
このような意味です。

rewardsと複数形になっているのは、いろいろなご褒美がある、ということを表しています。
reward にはこのほかに、警察が犯人逮捕における有益な情報に対して払う報奨金などの意味もありますので、気になる方は上のリンクからチェックしてみてください。
動詞(verb)としての使い方です。
- He was rewarded for his bravery with a medal from the president.
-Cambridge Dictionary-
彼は大統領から、彼の勇気に対して勲章をもらった、ですね。
以上のように reward を見てみましたが、なにか与えられるものがないとrewardにはならないようですね。
日本語の「労をねぎらう」には、必ずしもなにかモノが提供されるわけでなく、「ご苦労さん」のような言葉だったりするので、使い分ける必要があるでしょう。

英語で「ご苦労さん」をどう表現すればいいかは、また別の機会に。
では、今回は以上です。

Let’s have fun with English!
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