こんにちは!
OSAMUです!
楽しく英語ライフしてますか?
英語の problem は、
「問題」という日本語(訳語)が当てられることが
多いです。
“No problem!” (大丈夫、問題ない)のような
表現でもおなじみの problem ですが、
今回は、この単語に関するお話です!
「問題」に “problem” を使ったら・・・
OSAMUは、non-native speaker of English です。
英語のほとんどは、日本で学びました。
ですから、英語の細かいニュアンスなど、
いまだに発見があったりします。

それもまた、英語を学ぶ楽しさでもあります。
そんなOSAMUは、
ビジネスで海外の人たちとやり取りをしています。
その際に、ある問題が起きました。
私が使っているある海外サービスの、
システム上の不具合でした。
こういうトラブルがあっても、
たいていはしばらく待てば復旧(return to normal)します。
ですが、そのときはいつまでもそのまま。

たまりかねて、先方にチャットで問い合わせをしました。
実際にどういう英語を使ったかは覚えていませんが、
“I have a problem with your service…”
のようなことを書いたと思います。
“Could you tell me, even approximately, when the problem would be solved?”
のようなことも書いたと思います。
それに対する相手の返事には・・・
“The exact time when the issue will be settled is open-ended…”
のように書いてあったのです(なんと書いてあったか正確には忘れましたが)。
“We apologize any inconvenience it may have caused.”
というような謝罪の言葉とともに、
私が使った problem でなく、issue が何回も出てきます。
problem という言葉は、
最後まで(until the very end)出てきませんでした。

あー、これは、意図的に(intentionally) problem を使うのを避けてるな、とOSAMUは思いました。
サービスの不具合ですから、
こちらにとっては problem そのものなんですよね。^^;
一刻も早く(as soon as possible)解決してほしい
「問題」 そのものです。
その problem が、相手からの返事では
issue に変わっていたんです。

どう違うのか、見てみましょう!
“problem” と “issue”
まずは、problem です。
problem [ C ]
a situation, person, or thing that needs attention and needs to be dealt with or solved:
- financial/health problems
- Our main problem is lack of cash.
- I’m having problems with my computer.
-Cambridge Dictionary-

「注意を要し、相手にする(扱う・処理する)必要または解決する必要がある状況、人、またはもの」
「財政/健康問題」
「我々の主たる問題は、現金の不足である」
「私のコンピューターに問題がある→コンピューターの具合が悪い」
といったところでしょうか。
次に、issue です。
issue [ C ] (SUBJECT)
a subject or problem that people are thinking and talking about:
- environmental/ethical/personal issues
- Don’t worry about who will do it – that’s just a side issue (= not the main problem).
-Cambridge Dictionary-

「みんなが考えたり話題にする主題または問題」
「環境/倫理/個人的な主題・問題」
「誰がやるか心配しなくていい。たいした問題じゃない」
のようになりますかね。
(SUBJECT) とあるのは、
subject(主題・テーマ)と同じ意味だということです。

ちょっと例文が beginners の方にはむずかしそうなので、それはカット(remove)しました。
たしかに issue にも problem の意味はあるようですが、
problem は「取り扱い」や「解決」を前提としているようですね。
それにたいして issue は、みんなが話題にするだけで、
どうやら言葉の持つ重み(degree of seriousness)が
違うようです。

こんな記事もあります。

An issue isn’t much of a problem, it’s more an annoyance or a minor trouble.
-Stack Exchange-
issue は、problem ほどでなく、
annoyance(迷惑なもの、苛立たしいもの、鬱陶しいもの)
もしくはマイナー・トラブルという認識がされているようです。
なぜ、”problem” が “issue” に変えられたのか
つまりは、
OSAMUが problem をなんとかしてほしい、
といったのを、
problem と認めてしまうと、
それを解決する義務が明確になってしまうわけですね。

problem であるからには解決が前提だとしたら、そうなりますよね?
そこを issue に変えてきたことで、
問題をボカそうという
(throw me off the track about the problem)
意図が伺われるわけです。^^;
これにたいして腹が立ったかといえば・・・
Oh no you didn’t!
(ヤルなあ)
と思いました。
むしろ、problem と issue の違いを
身をもって知ったことが so exciting! でした。

英語バカっていえばそうでしょうが、バカにならないとできないことがあるってOSAMUは思います!(キッパリ!)
いかがでしたか?
problem と issue の違いが、
おわかりいただけたでしょうか?
ちなみに、さきほど出てきた
open-ended は、
「未定」「決まってない」という意味になります。
よく使うので、併せて覚えておくとよいと思います!


あ、ちなみにその「問題」ですが、しばらくして解決されました。
海外ビジネスやってる人から、
「大丈夫ですよ。彼ら、ちゃんとやってくれますから!」
とは聞いてたんですが、ほんとにそうでした。
そういう不具合がしばらくそのままになってるっていうのも
すごいけど、^^;
日本だったらクレーム(complaints)の嵐じゃないですかね。
クレームがないはずないけど、
なんというか、泰然自若(self-possessed)というか、
そんな態度で、なおかつやることは最終的には
キッチリやる(get it done perfectly)。
いいね!(like!)って感じでしたね。^^
では、今回は以上です!

Let’s have fun with English!
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