今回は、hands down という英語フレーズのお話です。
私がやっている海外向けビジネスでのやりとりで、最近何回も出くわしたのが、この英語フレーズ hands down です。
それだけよく使われる英語フレーズということなのでしょうね。
ということは「便利な英語フレーズ」ということなので、この機会に覚えてしまいましょう!
まずは、どういう意味の英語フレーズか【イメージ】してみよう
まずは、日本語だとどんな意味かな、って【イメージ】(imagine もしくは visualize)してみてください。
これ、英語を学ぶ際にすごく大事です。
イメージしてみましたか?
間違っててもまったくかまいません。
自分はこういうイメージが浮かんだ、でよいのです。人と比べる必要ありません。気楽にいきましょう(Just take it easy)!
イメージ力をつけるのも、英語学習ではとても大切です。
母国語を身につけるのにも、実はこうしたイメージ力で身につけてきているはずなんですよね。
母国語って、「こういう意味なんじゃないか」って類推しながら身につけて来てるはずなんですよ。
だって、辞書引く赤ちゃんっていないですよね?
なので、英語を身につけるのにもイメージ力はとても役立つのです。
海外映画を観る、ドラマを観る、実際に英語で会話をする際にも、逐一聴き取れなくても想像することがとても大事です。やがてリスニング力がそれについてきます。
英語フレーズの意味を【英語で】確認しましょう
では、いつも通り【英語で】意味を確認しましょう。
「hands down meaning」と英語でググります(Goodle it)。
画面にこんなのが出てきました。^^;
「手を下げて」とありますが、間違ってますので、スルーしてください。^^;
英語の語義として easily and decisively とあるように、「簡単に」「間違いなく」という日本語に当たるのが、この英語フレーズ hands down です。
今回は、上の画像の左下に「Oxford Languagesの定義」とあるところを押してみます。
下の方にずっとスクロールすると(scroll far down)、hand の英語フレーズが並んでいる中に hands down もあります。
hands down
Easily and decisively.
- ‘she won the debate hands down’
-LEXICO-
「簡単に」「間違いなく」という語義(definition)になってますね。
英語例文は、「彼女はそのディベートに簡単に勝った」です。
いつもお世話になっている Cambridge Dictionary も見てみましょう。
こちらは hands down で単独の項目(entry)になっているので、すぐ見られます。
hands down
definitely:
- If we had a race, he’d win hands down.
「確実に」という語義になってますね。
英語例文は、「競争したら、彼が確実に勝つ」です。
これは英文法でいう仮定法の英文ですが、それに関しては、この記事の最後にちょっとだけ触れます。
実際に私と海外のユーザーとのやり取りに出てきた英語の中での hands down の使い方は、次のようなものです。
- Your site is hands down one of the best sources on this subject.
- Godzilla wins hands down.
「あなたのサイトは、この主題に関する(情報)ソースとして【間違いなく】ベストなサイトの一つだ」
「ゴジラは【簡単に】勝つ」
上記の二つに関連性はないです。
二つ目のは、たまたまゴジラの話になったもので。^^;
ゴジラは強いので、どんな奴にも簡単に勝つ、ということです。
以上見てきたように、hands down は、「簡単に」「間違いなく」「確実に」という日本語に当たる英語フレーズだということですね。
イメージ的には、「手を下したら(確実に~する)→ hands down」みたいな感じで覚えたらよいのではないでしょうか。
【仮定法】の英文について
‘she won the debate hands down’
上に出てきた英語例文は、仮定法(the subjunctive mood)の英文です。
he’d とあるのは、he would または he should の短縮形(the short form/the contracted form)です。
would と should でどう異なるかはまたいつかまとまった記事にしたいと思いますが、私の認識では「可能性の度合いの違い」と理解しています。
ただ、he would と he should でどちらが可能性の度合いが高いか(more likely)は、私が尋ねた範囲では、ネイティブの間でも意見が分かれるようです(controversial)。
ここでは、would < should で可能性が高いと理解しておきます(どちらでもいいという意見も、逆だという意見もネイティブからもらいました)。
突き詰めていくと、英語学の「意味論(semantics)」の世界にまでなっていくようなので、ほどほどにしておきます(I’m not gonna go that far)。
subjunctive と indicative の意味を知りたい方は、下のリンクで確認してみてください。
英語による定義は、仮定法と直説法の違いの理解にも役立ちます。
楽しいイラスト付きで、とてもわかりやすと思います。
mood はこの場合、英語文法用語としての「~法(grammatical moods)」を表しますが、意味を英語で確認したい方は、下のリンクをどうぞ。
英文法も、日本語で学ぶよりも、ついでに英語で学んじゃうのがおすすめです。
英語という言語では、外国人(ノンネイティブ)への英語教授法(teaching methods)がシッカリ確立されて(firmly established)いるので、非常に簡潔な英語の解説で十分理解が行き届くコンテンツが豊富に用意されています。
例えばアメリカが「移民の国」(英語だと、a nation built by immigrants でしょうかね)などといわれる通り、英語を学ぶノンネイティブが多いですから。
下手をすると日本語で英文法を学ぶよりもわかりやすかったりしますし、英語の表現も覚えられるので、とってもおトクだと思います。
また、前も記事にしましたが、教育を受けた(educated)英語ネイティブの人たちは、英文法にも強いです。
私たちが日本語文法を知っている以上に英語文法を知っていて、しかもちゃんと説明できる人が多いです。
なので、the subjunctive/indicative mood のような英文法用語も、上級者は知っておくといいと思います。
ネイティブに「この英語って文法的にこうだと思うんだけど・・・」のように訊く際に、とても役に立つと思います。
あなたに英文法用語が通じたほうが、相手も説明がしやすいでしょう。
では、今回は以上です。
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